こんにちは、ウサギセブンです。
僕はまだ1年未満の初心者ブロガーです。
まずはとにかくブログを書くことからと思い何も勉強せずに始めました、
30記事、40記事と書いていくうちに、
『記事の構成を落ち着いて考えられない』
『関連するキーワードをもう少し増やしたいけど思いつかない』
お勉強が嫌いなので、ここはやっぱり

ありがたいグーグル先生からマンダラートという言葉を教えてもらいました。
このマンダラート、メジャーリーガー大谷翔平選手が高校時代、目標達成のために活用したシートとしても有名です。
『おっ、見やすいからこれなら落ち着いて考えられる』
『アイデアが出やすくなった』
これが、マンダラートを使ってみた僕の感想です。
『マンダラート』とは
マンダラートとはデザイナーの今泉浩晃さんが考案したアイデア発想法です。
3×3 合計9マスの表を使いアイデアを出す手法。
今泉さんは、スタッフの育成、デザイン会社の講師として想像手法を模索していました。
そして一つのヒラメキからマンダラートが考案されました。
創造思考の手法を模索していた私が、脳は、どのようにして出来たのか? 脳の機能は何なのか? を考えているときだった。 ヒラメイタことが、あった。 「脳は環境によって創られたのだ」という、気づきだった。
Mandal-Art ホームページより
ちなみにマンダラートは曼荼羅から考えられた様に思いますが、
先に9マスの表を考えられて、そのあとに曼荼羅のことを知ったそうです。
そして、曼荼羅の言葉の意味
マンダ=物事の本質、真髄、願望
ラ=完成、成就、達成
に惹かれて『マンダラート』と名付けられたそうです。
マンダラートのメリット・デメリット
『マンダラート』のメリット
アイデア発想
アイデアを発想する為にとにかく題目の8マスに関連性の低い事柄でもよいのでかき出します。書き出したキーワードをさらに新しいシートの中央に書きまたそこから広げていきます。
紙に書きだすことで思いもよらぬアイデアが出ることがあります。
自己を分析し、目標達成のための手段の洗い出し
目標を達成するために必要な8項目をかき出し、
その8項目それぞれを新たなシートの真ん中に書いて、また8項目をかき出す作業を繰り返すことによって、深く書き出せます。
マインドマップでもできますが、マンダラートの方がマスでわかるため見た目がすっきりとし、あとから見るときに整理しやすく、自分に必要な項目を見つめ直せます。
下のマンダラートはメジャーリーガー大谷 翔平選手の目標達成用紙です。

出典:https://newspicks.com/news/893396/body/
花巻東高校の佐々木監督はビジネス書でマンダラートと出会い、目標達成シートとして使われているそうです。大谷選手は高校1年のときにドラフト1位で8球団から指名を受けると中央に書かれたそうです。
学びにも使える『マンダラート』
学校の授業で使われる場合もあります。
江田島私立中町小学校では、国語や文章の苦手意識の払拭するためにマンダラートとマインドマップを使われた事例があります。
国語の授業でならった物語の続きをじぶんたちで考える授業です。
物語のページに載っている6枚の写真から、1枚選びます。
その写真からマインドマップに想像できる事、じぶんの実体験や感じたことを書き出していきます。
そして、マインドマップで出てきた言葉をマンダラートでまとめて物語を作っていきました。
『マンダラート』に書き出すことにより、視覚的に整理され考えやすくなります。
参考リンク
頭の中を整理できる
多くのアイデアを出すにはマインドマップに軍配が上がりますが、
出てきたアイデアを整理するにはマンダラートがおすすめです。
マスに書くことでアイデアがデザイン化され、後から見直して考えるときに整理しやすくなります。
『マンダラート』のデメリット
シートが何枚も必要
マンダラートは基本、1マスに1キーワードを書く事になってます。そのため多くのキーワードを書き出すためには、何枚ものシートが必要になりちょっと面倒になります。
深く考えれるが広さがない
マンダラートは、何枚ものシートを使うことにより深くキーワードを出すことができますが、1シートに8キーワードしか書き出せません。
『マンダラート』の使い方

それでは、マンダラートの使い方を説明していきます。
マンダラートは9マスを1枚のシートとします。
そしてそれを元にアイデアを深く考えるために、複数枚のシートを使って
アイデアを広げていきます。
それでは順番に解説します。
- ①に考えたい主題を書きます。
- 周りの②~⑨のマスに主題に関連するキーワードを書いていきます。関連性が薄いキーワードでも大丈夫です。
- ②~⑨に書いた言葉を新しいシートの中央にそれぞれ書いていきます。
- そして、また②~⑨に関連するキーワードを書いていきます。
- もっと、深く掘り下げたい場合は、またシートを追加していきます。
『マンダラート』を使ってブログ構成を考える

こちらが今回の記事のマンダラートです。
まず中央にお題の「マンダラート」を書きます。
次にその周りに、お題に対するキーワードを書きますが、
自分で考えると時間もかかるし、量も少ないかもしれません。
そこで、
キーワード調査ツール『OMUSUBI』
を使います。

この『OMUSUBI』は
いいところは、調査結果をマインドマップで表示してくれます。
ただ、検索ボリュームまでは表示してくれません。
このOMUSUBIで出たキーワードを元にマスを埋めてきます。
また、そのキーワードから連想されることも付け足していきます。
まず落ち着いて眺めてみましょう
そして、読者がこの順番なら読んでくれるのではないか?
という順番を考えて番号を振ります。
テンプレートを用意しました
エクセル、PDF、ワードのテンプレートを準備しました
他にもある発想法
マインドマップ
頭の中の情報の可視化をする技法。主題を中央に書き、そこから放射線状にキーワードやイメージを広げてつなげていきます。
人間の意味記憶構造によく適合しているので理解や記憶がしやすいといわれています。

KJ法
カードや付箋にチームで思いつく情報を書き出し、共通する情報をグループ化し図解、論文化する技法です。
ブレインストーミングとセットで行われる事が多いです。
ブレインストーミング
集団発想法の一つ。
「結果厳禁・自由奔放・質より量・結合改善」の4つの原則を守り情報を発想行います。出た情報をJK法やマインドマップで整理されることがあります。
オズボーンのチェックリスト
発想の転換、視点をずらしてアイデアを出す発想法。
「ほかに使い道は?・応用できないか?・修正したら?・拡大したら?・縮小したら?・代用したら?・アレンジし直したら?・逆にしたら?・組み合わせたら?」の9つの問いを当て嵌めアイデアを出します。
グループで行ったほうがより効果が出ます。
PMI法
プラス(Plus)、マイナス(Minus)、インタレスティング(Interesting)の頭文字を表しています。良い・悪いという2元論に加え興味深い点の3つのアイデアを分類し、新たな視点を発見する技法です。
シックス・ハット法
名前の通り6つの色の帽子をかぶってやるのが正しいやり方です。しかし準備が大変なので区別がつけばほかのものでも代用はできます。
6つの色のアイテムにはそれぞれ役割があり、その役割以外の発言はNGです。
- 白…情報
- 赤…感情
- 黄色…楽観
- 黒…悲観
- 緑…創造
- 青…管理
時間制限を決め、順番にその色の役割にあった発言をしていきます。
人間それぞれに考え方に癖があるので、強制的に視点を変えることで自分でも思いつかなかった発言ができます。
2×2マトリックス
2×2の4つのマスを使います。
検討したい主題に合わせて、2つの縦と横の二つの軸を考えます。
そして、縦軸のマスの上、横軸のマスの左側に先ほど考えた2つの軸を「である・でない」のような対比されたキーワードを書きます。
そして、縦横で掛け合わされたマスにそれぞれ、そのキーワードにあったアイデアを書きます。

スティーブ・ジョブズが考えた2×2マトリックス
エクスカーション法
ある物や職業、動物などの特徴に考えたい主題を無理やりかけ合わせてみることにより、普通の考え方では発想できないアイデアを捻出します。
例えば、
「ウサギ×セーター」、「自衛隊×作業着」などです。
NM法
類比技法のひとつ。
製品開発のために作られた技法ですが、ソフト企画の発想にも使われます。
- 課題を決める
- キーワード(KW)を決める
- 類比を発想する(QA)
- アナロジーの背景を探る(QB)
- アイデアをQBとテーマを結びつけて発想する(QC)
- QCをつかって解決案をまとめる
課題「目立たない灰皿」
TRIZ法
40万件の特許情報を分析し、導き出した問題解決理論です。
39×39マスのマトリックスと「40の発明原理」を使って問題解決していきます。
「なぜなぜ」5回
品質管理や労働安全管理によく使われる技法。
問題となる課題をまず明確にしておきます。
そして、「なぜ?」を5回問いを繰り返し、根本原因を探ります。
セブンクロス
ブレインストーミングで出た情報をまとめて整理する技法。
情報のカードをまずグループ分けします。
次に表の中に重要度の高い順番で並べます。
情報の重要度を明確化でき、まず何をすべきか判断をできます。

等価交換法
課題を一旦近い製品や価値に置き換えて、その特徴を分析し、課題にその特徴をつけてみてアイデアを捻出する技法です。
まとめ
いかがでしょうか?
僕は、マンダラートによって、前準備の大切さを教えられたような気がします。
考えたいこと、問題点を書き出し、俯瞰し、考える。
このひと手間によって、記事の品質も上がるのではないでしょうか。
今日はここまで、
それでは、また!